こんにちは プロモーション事業部の坂口です。
先日、シエスタヴィラ北千住の建築現場にて、内装工事の様子を見に行ってきました。
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集合住宅であるシエスタシリーズは、複数人数が住む建築物だからこそ防火、防水、防湿、防音など様々な観点で重視すべき点があります。
今回は、内部構造の一つであるプラスターボード(PB)=石膏ボードの当社しかやっていないはず!の特別な仕様をご紹介します。
プラスターボード(PB)とは別名:石膏ボードで天井や壁の下地に使う素材です。
石膏に木のくずなどを混ぜて板状に加工したボードで燃えにくい性質を持っているため、防火材として使われます。
吉野石膏のタイガーのCMと言ったら、イメージがわく方もいらっしゃるかも
石膏とは、学校の美術室などでもおなじみの石膏像のもととなる素材です。
硬く重く重厚感があり火や熱が通りにくそうです
石膏ボードは素材の特性から、防火だけではなく、遮音にも効果が期待できます。
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シエスタシリーズでは、他社の建築物ではあまり見ない21ミリの一番分厚い石膏ボードを、2枚付けた他の会社にない構造をとっています。
この石膏ボード重くて厚い!
職人さんは面に合わせて切りながら張り付けていただいているので、切った断面からもその大変さが推察できました
「て、手のこでは切れないっ」
なぜ大変な工程を押してこうしたのかというと、
入居者の居住快適性を追求し防音性を高めるためです。
管理も自社で行う当社は将来の管理のしやすさも計算し、クレームが多発することのない建物を作っています。
防音シートを遮音用に使っている会社もあります。
ですが、現場のプロへこの遮音ボードの実際の遮音性を聞いてみたところ、実は、あまり意味がないそうなのです。
たしかに、12.5ミリの石膏ボード2枚とサウンドカットを1枚付けるより、遮音性の高い21ミリの石膏ボードを2枚付けたほうが効果が高い!
そう思い21ミリ2枚の構造を採用しています。
北千住の実際の図面から見てみると、例えば、界床=各住戸の間を区切る床には下のように石膏ボードを配置しています。
構造を表すと、
(A部屋床側)
フローリング
石膏ボード①
石膏ボード②
中の木
(B部屋天井)
※t=21とは厚さ21ミリの意味
界壁でも同じように、石膏ボード21ミリを2枚配置しています。
このように切り出してそれぞれ貼っていっています。
手でさしている部分です
入居者様、オーナー様のどちらもが気持ちよく住める、運用できる建物。
保有するならそんな商品がいいですよね
当社は、企画、建築、管理まで自社で行っています。
すべての工程に当事者として関わる当社では、運用効率、将来のメンテナンス、住居としての需要、バランスよくそろった建物を作ることができます。
オーナー様、入居者様に寄り添う仕事を目指します。