築古戸建てに18%の資産価値を!Siesta Reno(シエスタリノ)田無 プロジェクトストーリー
ブランドロゴの完成から3年経った今年2022年にやっとリノベーションシリーズの1棟目シエスタリノ田無が完成いたしました!
なんと利回り18%となったこの建物の計画から利回り、デザインまでをプロジェクトストーリーとしてご紹介します。
現在のリノベーション市場についても深堀していますのでぜひご覧ください。
目次
Siesta Reno(シエスタリノ)とは?
「Siesta Reno(シエスタリノ)」はリノベーション賃貸住宅です。
Siesta(ゆったりしたくつろぎの時間)+Renovation(修復)、
親元にも新宅がありご自身でも家を持っているけれど旧宅は使える状態で持て余して残っている。「自分の育った思い入れのある家を住まないからと取り壊してしまうのは悲しいではないか」そこに着目しました。
取り壊してしまうのではなくリノベ―ションでよみがえらせ住みたい方へつないでいく。そんなコンセプトがシエスタリノです。
▼こんな活用を想定して誕生しました
- 転勤したために家の利用方法を探している方の資産活用として
- ご両親が既に住みかえており旧宅が残っている方の資産活用として
戸建てだけではなく一棟でもシリーズとしてリノベーションをしようと考えています。
シエスタシリーズの他シリーズ、シエスタヴィラ、シエスタデュオ、シエスタシエロは集合住宅のため需要を考え駅近を重視しています。
しかし、今回の戸建てリノベーションでは駅近のくくりではなく空き家再生を重視しました。
もし1棟物の集合住宅でリノベーションを行うとなった場合は賃料相場と需要、収益性を考えると駅近で行うことになると予想しています。
投資金額が低くても毎月少しずつでも収益が入ってプラスになる、スクラップ&ビルドと逆行するような文化的でエコロジーな商品を目指します。
▼プロジェクト概要やロゴ制作の裏話はこちらで
シエスタリノ、費用と収益性は?
リノベーションの優れた点は、1棟アパートほどの投資額をかけずに建物を再生し収益物件として完成させることができるところです。
例えば、今回のような戸建ての場合、投資金額は約500万~1000万円で収まります。自己資金がない方でも融資などを使うことで投資をスタートできます。
投資金額が高くないため、収益が莫大に上がるわけではありませんが、ファミリータイプであれば長期入居が見込め安定しています。
それでは、題目のシエスタリノ田無の収益性と費用面がこちら。
リノベーション費用 | 表面利回り |
7-800万 | 18% |
リノベ―ションが人気な理由とは?
リノベーションやDIYは今、一般の方にも人気の出るジャンルとなりました。それはなぜなのでしょうか?
傷や汚れが良いと認める価値観の醸成
それは今の世代に、傷や汚れがそれが逆にいいと思う価値観があることが挙げられます。
経年を楽しむ価値観とリノベーションは相性が良いです。
この価値観が生まれた一因は、経済成長が止まったことにあるのだと思います。経済成長をしていれば作って捨ててということが手軽にできます。しかし、経済成長が止まったことで作って捨てるということが簡単ではなくなりました。
そこで生まれるのが「古いものも作り替えて長く使っていこう」、「エコで環境にも優しく」という価値観です。この価値観に合わせてリノベーション商品も成長してきています。
情報共有社会の影響
SNSが普及し自らの知識やノウハウを共有することが普通になりました。
情報を共有する社会になった影響で、リノベーションの知識が建築関係者だけではなく一般の方にも広まるようになりました。
情報が手に入りやすいこともリノベーションが普及した背景にあると考えられます。
建築技術の向上
経年をしてもリノベーションできる状態の良質の建築物が増えたことも上げられます。
例えば、今から20年前というと21世紀に入った2002年です。建築技術が成長しきった時代に建てられた建物はリノベーションに耐えられるような建て方、劣化状態になっています。
今建てた建物はよりレベルの高い建築技術で建てられています。今から〇〇年後のリノベーションはどうなっているのか!考えるだけでも楽しいです。
リノベーションだからこそ生まれる良さとは?
ヨーロッパ諸国には、日本のように四季がなく環境の変化が緩やかであるため、特徴的な石造りの建築物が築100年もつとも言われています。壊して建て替える考え方というよりも、経年を楽しむ文化が定着しています。
そのため、リノベーションではエイジングされた外国風デザインとの相性が良いです。これはリノベーションだからこそ生まれる良さになります。
▼天井パネル裏に合った梁を見せてデザイン性を出す化粧梁
シエスタリノのリノベーション詳細
シエスタリノ田無のリノベーションの詳細です。
パッと見て新しく見え、リゾート感、清潔感、リノベの良さが出るようにガラッと変えました。
①もともとリゾートチックに作りたかったこともあり玄関脇の植栽はヤシの木を新しく植えました
②3DK(古い間取り)→LDKのほうが新しいので1Fの扉を取っ払って広く、廊下をつなげました。
③新築には出せないリノベーションだけの良さを出すため、あえて古い感じの材質を使いました。
④水回りの清潔さはリノベーションと言えども必須のためキッチンを新しいものに取り換えました。
④独立洗面台も新しく取り換え
⑤畳の部屋はペット対応のクッションフロアへ(※ペットも住める建物にするため)、ビンテージな雰囲気を出す色味を選びました
一部だけ美しいのではなく全体を見て調和がとれるように仕上げています。
リノベーションをするうえで懸念点となるのは?
投資金額が少なくはじめやすいリノベーションですが、取り掛かるには建築の知識が欠かせません。
リノベーションを開始する際に見ておかなければならない項目は様々でそれぞれがリノベーションを成功させるために肝心な要素です。
現地調査で本当につかえる経年の仕方なのか判断する必要がある
木造の2F建ての場合補強や増床などの改築がしやすいため再生できないものはほぼないと考えられます。しかし、シロアリの害や、外壁、屋根の劣化状態は専門家でないとなかなか判断がつかないところです。
リノベーションでは、ダメージがどの程度なのか専門家の目で確かめてもらってから取り掛かることが大事です。建築経験が豊富な会社であれば長期的に使える住宅が建てられるかプロの目を通して助言がもらえるでしょう。
古くて使えない部分は、修整できるかどうかを見たうえで、予算と相談しながらリノベーション計画を作っていく必要があります。
思い出の建物をつなげていく
今回の場合では、住まれていた方全員が介護施設に入られたために、成年後見人がついて建物が売り出されました。残置物が多かったこともあり私たちにとっても前にお住まいだった方の思い出を感じる印象的なリノベーションとなりました。
シエスタリノのブランドを立ち上げて最初のプロジェクトにふさわしい「思い出を大切にしつつ資産運用に、次の世代につなげていく」を象徴するような建物となりました。