ローンに関わる不動産の専門用語、金消契約(きんしょうけいやく)とは?
ローンを組む際に必ず行うのが金消契約。
不動産業ではおなじみの言葉ですが、普段の生活ではなかなか聞かれないため何の契約だろうかと疑問に思われる方も多いでしょう。
言葉「金消契約(きんしょうけいやく)」について解説いたします。
“金消契約”は略語
私もこの業界に入った1年目に社内会議で一度聞いたときに自分の頭の中の引き出しから「キン消し(キン肉マン消しゴム)」を導き出しました。
しかし、社内会議でキン消しのことが議題に上がるはずもなく、会議後にこっそり調べました。
金消契約(きんしょうけいやく) の正式名称は“金銭消費貸借契約“です。
正式名称を見ると少し意味が分かる気がします。
金銭消費貸借契約とは?
金銭消費貸借契約(以下、金消契約)とは、お金を借りる場合に発生する契約です。
金消契約では、借入金額、返済年数、借入条件、金利、担保、滞納した場合の対応などが定められています。
お金を借りるうえで重要な契約です。
住宅ローンを組む場合では、通称“住宅ローン契約”と呼ばれています。
金消契約は、引っ越しの際の電気開通の契約のように、基本的に借主本人が契約手続きをおこないます。
金融機関によって保険などの諸手続きを済ませておくように求められる場合があります。
そのため事前に必要な事項の確認が必要です。
金消契約前後のフロー
金消契約前後のフローは
ローンの審査 → 金消契約 → 決済 → 引き渡し
です。
決済とは、ローン実行、残金の支払い、登記申請、諸経費の精算などをすべて同日におこなう手続きです。
売主、買主、不動産会社、金融機関担当者、司法書士が同室し手続きが行われます。
難解な契約作業も専門家にお任せ
不動産を購入する際にはこのような難しい専門用語が頻繁に出てきます。
書類もどこにハンコを押すのかなどルールがあり普段馴染みのない方にはよくわからないと感じることが多いでしょう。
通常、契約を結ぶご本人は専門家ではないことがおおいため不動産会社や金融機関の担当者の指示に従って行います。
手続きについて深く知っておかなくても手続きは行えますが知っておくとより安心して契約が行えます。